
今年からはじまる共通テスト。
数学の対策って何をすればいいんだろう?
初学者から中級者向けに、おすすめの数学の参考書を紹介して、
その勉強法まで徹底アドバイスしています!
※こちらの記事がありがたいことに、「文系の数学」の検索で1位を取っているので、最新の情報に加筆修正を随時加えています!!
今回は、国公立文系学部の2次試験で使える数学の参考書
「文系の数学 重要事項完全習得編」
を紹介します!
それでは、レベル、使い方、勉強法を徹底紹介していきます!!

数学を2次試験の得点源にしたいひと必見!!
ちなみに、【数学】おすすめの参考書5選!! ~共通テスト国立2次対策~ の記事を過去にあげていますので、こちらもぜひ参考にしてください!!

文系の数学 重要事項完全習得編

レベル
標準~難しい(旧帝大入試レベル)
おすすめ
難関私立、国公立2次レベルの入試を意識した数学で文系学部をめざす受験生
とくに、文系数学(ⅠAⅡB)の頻出テーマを抑えたい受験生
使い方
入試レベルの頻出問題をテーマごとに理解しながら実力にする
文系の数学 重要事項完全習得編の特徴
・この参考書は、数学を必要とする文系学部を目指す生徒が取り組むのにちょうどいい一冊となっています。この本の前書きでは、
「文系で数学を必要とする受験生が最初にやるべき一冊」
とはいっていいますが、入試問題からの出題がメインですので、少しハードルは高いかもしれません。
どちらかというと、すでに教科書で学び終えた段階や、基礎問やチャートなどで基本の計算や公式を理解しおえたひとが取り組むのにちょうどいいと思います。
・文系数学、いわゆる文系学部の入試において、難問や捨て問といった特殊な問題は出題されにくいとされています。したがって、いつの時代も出題されやすい分野やテーマは決まっており、最低限それを理解していれば一定の点数を確保することができます。
典型的な問題、落とせない問題はなんなのか、また、それはどのように対策していけばいいのかを効率的に対策できる1冊といえます!!

必須テーマを効率よく勉強したかったんだ!!
難関私立の文系数学にピッタリだね!
文系の数学 重要事項完全習得編の使い方
・①はじめに、問題を解く。
このとき、①一切手が出ない問題、②途中でつまづいた問題、③解けたが時間かかりすぎた問題 など、どれくらいまで解けているのかをマークしておく!
・② ①の問題については、問題をみて、「必勝ポイント」がパッと思いつく練習をしていく。この参考書をすすめていて①一切手が出ない問題が多ければ、入試レベルではなく、基礎レベルの定着率が悪いと考えられる。無理してこの参考書を進めるのではなく、「基礎問」や「チャート」にもどり、基礎の徹底をするほうが近道であると考えられる。
・②の問題については、解説講義を確認し、つまったポイントがどこなのか明確にする。
・③については、必勝ポイントが思いつくことはもちろん、解法の手順を本当に理解しているのか?流れでなんとなく解いてしまっていないか確認し、別解があればそれも抑える!
・例題約120問、演習問題120問ありますが、基本的には例題約120を問題見た瞬間にパッと解法が思い浮かぶようになればそうとうな実力がついているはずです!!

早稲田慶應の経済学部受けるなら
ぜひ、攻略してほしい1冊だよ!
文系の数学 重要事項完全習得編の注意したいポイント
・入試レベルの重要事項をまとめている数学の参考書!!
つまり、MARCHとか地方国公立に挑めるくらいの実力がある前提で取り組んでいきたいです!
基本的な公式が理解できていないひとや数学の基礎計算がわかっていないひとは無理してすすめても効果は低いです。。
(基礎知識・公式があいまいなひとはじぶんのレベルにあった参考書からはいりましょう!)
以前の投稿がありますので参考までに、どうぞ!!

・センターのみで使うひとにはおすすめできない!!
誘導なしで考えると、センター試験や共通テストと同じようなレベルの問題もありますが、センターや共通テストなら、誘導にのる数学の解き方があるので別の参考書で対策するのをおすすめします。
国立や私大の入試で数学を使う人向けです。もしくは、理系の人たちでも、文系数学を最低限の量で抑えたいとかの場合には、おすすめです!
例えば、名大などの旧帝大を目指している受験生の場合は、数Ⅲを手厚くやりたいと思います。
それゆえに、1A2Bの量を減らして全範囲で一気に確認したいときに時間短縮をしながら取り組むことができると思います!!
文系の数学重要事項完全習得編 VS ほかの参考書
文系の数学 重要事項完全習得編と、ほかの数学の参考書を比べて、どんなレベルのひとにはどんな参考書を取り組んだらいいかをわかりやすくしました!
数学チャート式(赤・青・黄色・白)

受験数学の王道中の王道。数学チャート式との比較です!
ずばり、受験生で、いまから受験勉強をはじめるというかたには、あまりおすすめはしません!!
文系の数学 重要事項完全習得編を完璧にするほうがコスパがいいです!!
理由は、チャート式はいわゆる網羅系の問題集であり、問題量が多いのがメリットである一方、量が多すぎて途中で諦めしまったり中途半端になるひとが多いからです。。。
その点、「文系の数学 重要事項完全習得編」では、「教科書基礎+α」レベルで重要解法を100ほどに絞って掲載しています。
入試レベルかつ基礎的な解法を体系的に学ぶことのできる良書です!!
文系の数学重要事項完全習得編の取り組むペース
ここまで、文系の数学 重要事項完全習得編の紹介をしてきました!
それでは、具体的にどんなペースで取り組んだらいいかをみていきましょう!
受験生(現役高校3年生)
まずは、受験生で国公立大学の文系学部をめざしているパターンです。
・一日あたり5時間の勉強時間がとれるとする
・国立2次まで必要な科目は3科目(英語・数学・社会)
・学校の勉強は考えない
すると、英語2時間数学2時間、社会1時間の配分が妥当です。
したがって、数学は2時間で文系の数学重要事項完全習得編をすすめることになります。
全問で152テーマ、演習問題が120問あります。
- ずばり、一日6テーマ
- 1週間で24テーマ(3日は進捗のずれ解消日・復習日)
- 一か月半で、一周
- 1.5倍のスピードにして、もう一か月で二周目
- 0.5ヶ月で間違えた問題のみ再チェック
- 3ヶ月で一冊完璧に
高3の4月からはじめられれば、6月末には完璧にできており十分です!
7月からは、理系であれば数Ⅲの演習本、文系であれば、英語や社会科目にシフトしていき、数学は共通テスト対策や過去問対策などに十分はいっていけます。
これが最短で最強です!

3ヶ月でおさらいできれば、センター、共通テスト対策にもはいりやすいね!!
非受験生(高校1、2年生)
つぎに、非受験生で国立もしくは私立で数学が必要な学部をめざしているパターンです。
さきほどと違い、部活で忙しかったり、学校の課題もこなすことを前提に考えます!
・一日あたり3時間の勉強時間がとれるとする
・3時間のうち1時間は学校の勉強にあてる
すると、英語1時間数学1時間、学校の課題1時間の配分が妥当です。
したがって、数学は1時間で文系の数学重要事項完全習得編をすすめることになります。
全問で152テーマ、演習問題が120問あります。
- ずばり、一日3テーマ
- 1週間で12テーマ(3日は進捗のずれ解消日・復習日)
- 3か月で、一周
- 1.5倍のスピードにして、もう2か月で二周目
- 1ヶ月で間違えた問題のみ再チェック
- 6ヶ月で一冊完璧に
高2の4月からはじめられれば、9月末には完璧にできており十分です!
高2の10月からは、理系であれば数Ⅲの演習本、文系であれば、英語や社会科目にシフトしていき、数学は共通テスト対策や過去問対策などに十分はいっていけます。
これが最短で最強です!
文系の数学重要事項完全習得編 まとめ
ここまで、文系の数学 重要事項完全習得編の紹介をしてきました!
一言でいえば、
難関私立、国公立2次レベルの「標準」レベルの演習用参考書!
全範囲を短時間でおさらいしたい理系・文系の受験生向け!
ということでした!!
(基礎知識・公式があいまいなひとはじぶんのレベルにあった参考書からはいりましょう!)
以前の投稿がありますので参考までに、どうぞ!!

おまけ(※2022/03/11加筆・修正)
ここまで説明をしてきましたが、本当に自分にレベルがあっているのか?実戦力向上編のほうがいいのか?もしくは、基礎てきな参考書を挟んだ方がいいのか?などを不安がつきない気持ちもよくわかります。
ただし、断言します!!
迷っているということは少しでも不安があるということです!
つまり、基礎から完璧にするとしたら、まずは「文系の数学 重要事項完全習得編」からはじめることをおすすめします。
さらに、公式や簡単な計算レベルから不安であれば、基礎問題精講からはじめましょう。
そして、簡単すぎるということであれば、ハイペースですすめて、次に重要事項完全習得編や実戦力向上編をすすめればいいのです。
たいてい数学が苦手といっているひとは、「自分の苦手な問題、分野、レベルがわかっていない」だから、「自分にあっていない問題集で無理にすすめる」「結果、うまく演習がこなせずにさらに苦手に」です。
どうしても、「不安」というひとは、こちらの記事も参考にしてください!
↓↓下記の参考書にもどるのもあり!