
夕方、友達の家の帰り際に、キッチンから香ってくるスパイシーな香り。
会社の帰り道にどこからともなく香ってくるエスニックな香り。
「晩御飯はカレーかな?」とおもったことってあるあるですよね。
今日は、そんなカレーにはまってしまったぼくが、
カレーやスパイスについての基礎知識をまとめて紹介します!!

『カレー』とは??
カレーの歴史
そもそも、カレーとはどのような料理なのでしょうか??
まずは、カレーの歴史からさかのぼっていきます!
なんと、農林水産省からカレーの歴史やどこから来たのか?をまとめている記事が出されていたので参考にさせていただきます!
カレーは18世紀、インドからイギリスに伝わりました。イギリスはインドを植民地として支配しはじめており、インドのベンガル地方の総督(そうとく)だったイギリス人が紹介したといわれています。
19世紀、イギリスで初めてカレー粉が作られました。インドにはカレー粉というものはなく、いろいろなスパイスを組み合わせて、カレーの味をつくっているのです。もうひとつ、インドのカレーとのちがいは、小麦粉でとろみをつけたところです。
https://www.maff.go.jp/j/agri_school/a_menu/curry/01.html
ちなみに、カレーの起源がインドであることは有名ですが、本場であるインドには、なんと、カレーという概念、カレーのレシピなどは存在していなかったそうです! ※現在では、逆輸入的に「カレー」という概念は存在しているようですが(笑)
当時の西洋人が、なんかインド人はスパイスがはいっていて、香りが強くて独特な食べ物をよく食べているが、おもったよりうまいなぁ。でも、なに混ぜてるかレシピはわからないし、それぞれの家でアレンジされていて困る、、。
『ヨーロッパに持ち帰っても食べられるように、あらかじめブレンドしておこう!!』
とでも思ったのでしょうか??笑 カレー粉というものが考えられ、カレーのレシピの考案されたようです。かくして、インドのスパイス料理の代表格となったわけです。
最近では、スパイスカレーブームというのもきており、自宅で、オリジナルにスパイスをブレンドさせたオリジナルのカレー粉、アレンジカレーをつくるひともいるみたいです!
カレーという言葉の起源
カレーがスパイスをあらかじめブレンドした料理ってことはわかりました。
しかし、それだけだと、インドのスパイス料理は全部カレーになってしまいます(笑)
カレーがなにかを知るには、「カレー」という言葉の起源を調べるとわかりやすいみたいです!
なんと、全日本カレー工業協同組合さんが「カレー」という言葉の起源についてまとめている記事が出していたので参考にさせていただきます!
カレーは(Curry)の語源としては、各種スパイスで具材を煮込んだ汁状のもの、即ちインドのタミール語のソースの意のカリ(Kari)から転じたという説や「香り高いもの」、「美味しいもの」という意味で使われるヒンズー語の「ターカリー」(Turcarri)から「ターリ」(Turri)に転じ、英名になったという説やその他の説があります。
http://www.curry.or.jp/whats/index.html
つまり、言葉の起源からしても、
「カレー」=いろんなスパイスで具材を煮込んだ汁状のものってことですね!
「カレー」=いろんなスパイスで具材を煮込んだ汁状のもの
インドにおいては、様々なブレンドで各家庭がカレーのようなものを作ることになるので、まだ見ぬカレーを発掘できるかもしれませんね!笑
カレーの生命線『スパイス』
スパイスとは??
スパイスというと、胡椒などのピリッとしたものを思い浮かべる人が多いかなと思います。実は、スパイスはピリッとした辛いものってわけではないみたいです!
全日本スパイス協会さんによると、
スパイスとは香辛料のうち、利用部位として茎と葉と花を除くものの総称です。
香辛料とは食品の調理のために用いる芳香性と刺激性を持った植物を香辛料と呼んでおります。語源はラテン語のSpicesです。
香辛料とは植物体の一部で、植物の果実、果皮、花、蕾(つぼみ)、樹皮、茎、葉、種子、根、地下茎などであって、特有の香り、辛味、色調を有し、飲食物に香り付け、消臭、調味、着色等の目的で使用し、風味や美観をそえるものの総称であり、スパイスとハーブに大別されます。
http://www.ansa-spice.com/M04_Spice/Spice.html
だそうです。つまり、スパイスとは香辛料のひとつで、料理のさいに、「香り」「味」「色付け」「消臭」を目的として使用するもの(茎と葉と花のぞく)ですね!!
「香り」「味」「色付け」「消臭」
スパイスとハーブを生で使用するかどうかでわけてしまうひとも多いですが、それは違うみたいです。
カレーに使うスパイスは??
スパイスカレーやアレンジカレーに必須なスパイスは決まっているみたいです! これをいれたら絶対においしい!
〇スパイスカレー必須 5つのスパイス
クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、ガラムマサラ
それぞれみていきましょう!!
〇クミン:カレーの香りの正体! 種の状態かすりつぶして使用する。
〇コリアンダー:パクチーの種を粉にしたもの。柑橘のような爽やかな香り!
〇ターメリック:カレーの黄色い色のもと! 色付け以外にも香りづけもしてくれる。
〇カイエンペッパー:カレーの辛さのもと! 少し入れただけで辛い!
〇ガラムマサラ:カレーの仕上げに加えるミックススパイス。レシピは様々だが今回は割愛。
上記の、5種類のスパイスをそろえれば、お手軽スパイスカレーに挑戦できます!!
スパイスカレーの作り方
スパイスカレーの黄金比率
さきほど紹介したスパイスをどんな比率でいれたらいいのか??
ずばり、ターメリックを1として、
クミン:8
コリアンダー:8
ターメリック:1(野菜を炒め、水を加える前に最初にいれる)
カイエンペッパー:4
ガラムマサラ:2(煮込んだあとの仕上げ)
上記の比率で使用してください! ※ガラムマサラは最後の仕上げにつかってくださいね!!
あとは、お好みで各スパイスを調整して、自分だけのアレンジカレーをつくってみてください!
※クミンはシードとパウダーのものを半々に使用して、本格的にテンパリングなどをしてみてもいいですが、ここでは初心者向けなので割愛します。
ちなみに、じぶんでアレンジしたい場合には、
カレーっぽい香りや味を強めたい場合には、クミンを増やす。爽やかさを強めたい場合やシーフードカレー、和風カレー、カレーうどんであれば、コリアンダーを増やす。辛さを求めるならカイエンペッパー。などと工夫してみてください!
スパイスカレーの裏ワザ
ここまで、わりと本格的なスパイスカレーについて書いてしまいました。
が、実は! もっと簡単にアレンジカレー・スパイスカレーを楽しめる裏ワザがあります(笑)
それは、
いつものルーでつくったカレーに仕上げでガラムマサラを加える
です!!
ふつうにカレーつくって煮込んだあとに、ガラムマサラを加えるだけで本格的なスパイスカレーが作れてしまうので、本当におすすめです(笑)
ガラムマサラは、ミックススパイスですが、いまでは、スーパーでもガラムマサラとして売っていたりするので手軽に準備もできます。
また、いずれこのブログでもオリジナル「ガラムマサラ」の作り方を紹介したいと思います!
楽しみにしていてください!!
まとめ
今回は、カレーやスパイスの基本をまとめました。また、スパイスカレーのスパイスの黄金比も紹介しちゃいました!!
これをきっかけに、みなさんもスパイスカレーを楽しんでいただけたらと思います!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!(^^)!