
超初心者向け! 映画 考察/分析の仕方を解説していきます!!
ただなんとなく映画を見て面白いつまらないだけで終わってしまう、、、
課題で、映画の感想文を書くことになったけど、どうかいたらいいのかわからない、、
映画中で主人公がなぜそのような行動をとったのか、もっと詳しく知りたい!!
そんな、あなたに! 超初歩的な映画の分析の仕方を解説します!
今後、何回かにわけて説明をしていきますが、一つ一つ丁寧に見ていくことで、映画ってこんなに簡単だったのかとわかるようになっていくはずです。
では、さっそく見ていきましょう!!
※このブログでは、一般大衆の方が映画をもっと深く楽しみたい! と思ったときにまず取り組むのにおすすめなことが個人的な偏見でかかれています。
したがって、映画分析、構造分析等の専門性を求める場合は、専門書等を参考にしてください。
【映画分析|基礎の基礎】 起承転結の「転」をおさえろ!

映画含めて、物語は起承転結で出来ています。主人公は必ずなにかの壁にぶつかり、それを乗り越えていき、成長するというのが基本!
例えば、昔話のももたろうで説明していきます!
【起】 桃から生まれた桃太郎は、お爺さんとお婆さんと幸せに暮らしています。
【承】 桃太郎が住んでいる村を鬼が襲い、平穏な暮らしが崩れます。
【転】 桃太郎が仲間とともに鬼を懲らしめます。
【結】 鬼の財宝を村に持ち帰り、村人たちは平穏で楽しい暮らしを取り戻したのでした。
めでたしめでたし。
この話のポイントは、桃太郎と仲間たちが鬼を懲らしめる「転」です! 物語が一番盛り上がるところです! 基本的には、この「転」をしっかりとおさえれば、映画で伝えたいこともしっかりと理解できるはずです!
「転」で主人公はなんらかの壁にぶつかり、それを乗り越えます。 壁にぶつかる前と後の主人公の心理も踏まえながら考察してみましょう。
主人公が何の壁にぶつかり、どうやってそれを乗り越え、どのように成長したのかをしっかりとおさえましょう!
【映画分析|応用編 二項対立を見極めろ!】

基礎の基礎では、映画は起承転結でできており、「転」をおさえれば映画を理解できると説明しました。
応用編では、その「転」をどのように分析していくかを学びましょう。
面白い映画というのは、物語中で二項対立が明確に描きだされていることが多いです。
Wikipediaより、二項対立(にこうたいりつ)とは論理学用語の一つ。二つの概念が存在しており、それらが互いに矛盾や対立をしているような様のことを言う。 陸と海、子供と大人、彼らと我々、臆病者と英雄、明と暗のように、相対立する一対の概念を二項対立という。
例えば、桃太郎では、村を襲う鬼と村を守る桃太郎たちが二項対立で描かれていますね。 このように、見ていてわかりやすいものは、我々からしたら面白いとなるわけです。
しかし、映画となれば、そう簡単に二項対立で描けることは少ないですが、主人公と〇〇という形でおさまっていることが多いです。
例えば、映画「バットマン」では、主人公のバットマンvsジョーカー(厳密にいえば、ゴッサムシティの悪党たち)というようにわかりやすく、かつ、二項対立で比較されているそれぞれが非常に魅力的に描かれています。
このような映画は、とても盛り上がり、面白いとなるわけです。
先ほどの、バットマンの例はわりと簡単だったのでご理解いただけたかと思いますが、以下のような場合はどうでしょうか?
映画「タイタニック」1997年公開のジェームズ・キャメロン監督の作品です。 ご存知の方も多いと思いますが、映画史にも残る最高峰の映画です。
あれ? あんなに面白い映画なのに二項対立がわかりづらくない? と思ったあなたは正解です。 つまり、あきらかな敵が存在するというわけではなく、映画「タイタニック」のように、小さな二項対立がたくさん散りばめられているパターンもあるのです。
例えば、上流階級の女性と貧困青年、「沈まない船」タイタニックと沈むタイタニック、死ぬジャックと助かるローズ、、魅力的なコンテンツだけでもこんなにあるので、あげだしたらキリがありません笑
さらには、映画の構造自体が過去と現代で綴られています。それに加えて王道のラブストーリー、、感動しないわけがありませんね。 なるほど、映画史に残るし最高傑作といわれるだけあります。

以上、長くなりましたが、
映画を見る際には起承転結の「転」を抑えろ!
次に、二項対立を分析し、映画の核心をつけ! ということですね。
みなさんも、この映画は何が言いたかったんだとなったときには、上記の2点に意識を向けてみてくださいね!